史書に見る史実の多くは無味乾燥ですが、史跡は正真正銘の歴史の語り部です。 散在する史跡を尋ねるうちに、その地域の歴史を広がりをもって実感できます。
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以下の記事はR.サーバーが1943年4月始めの二週間にロスアラモスプロジェクトの発足に際して行った五回の講義を基にしたものである。この記事はE.U.コンドンが記述した。

理論物理学者のオフイスがある技術地区のビル一階にある大きな図書閲覧室に全員が集合した。前方には小さな黒板が置かれ、部屋中に折りたたみ式の椅子が沢山散在していた。出席者は五十名程度であった。科学部員と少数の来訪VIP達。 屋外ではハンマーの音が鳴り響き、大工や電気工事屋が見えないところであちこち働いていた。講義の途中、羅紗板の天井を破って一本の足が突き出たことがあった。作業者の一人が足を踏み外したので、皆で引き上げてやらねばならなかった。