史書に見る史実の多くは無味乾燥ですが、史跡は正真正銘の歴史の語り部です。 散在する史跡を尋ねるうちに、その地域の歴史を広がりをもって実感できます。
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Missile Proliferation and Missile Defenses
http://www.nuclearfiles.org/menu/key-issues/missile-defense/basics/missile-proliferation-defenses.htm

弾道弾の増殖と弾道弾防衛

弾道弾の能力と増殖
第二次世界大戦以来、弾道弾は多くの国の鍵となる軍事要素になった。その大半は戦場で使用される短距離または中距離弾道弾である。それらは配備されている周囲の領域内で脅威を誇示するのに対し、より長距離の弾道弾とそれらを大量殺戮兵器の運搬に用いる能力とは全世界の安全により大きな脅威をもたらす。

大陸間弾道弾(ICBM)はロシア、米国、中国、フランスおよび英国の五つの国で開発され装備されている。インド、パキスタン、イスラエル、イランおよび北朝鮮等は中距離または中間距離弾道弾を開発してきたので近い将来、ICBMも開発できるようになるであろう。しかし、そのためには彼らが現在持たない先進技術が必要になる。

現存の弾道弾とその拡散よりもたらされる脅威に対応できる幾つかの方法がある:弾道弾防衛の開発、弾道弾技術輸出規制の適用、宇宙打上げ技術の分配、非武装。 最初の二つの方法は強制的である- 弾道弾技術を持つ国が、持たない国がそれを入手しようとするのを妨害したり、その技術を取得しようとするのを軍事的手段で妨げたりするからだ。その次の二つの手段は協調的で、弾道弾技術を持つ諸国がその技術を非軍事目的に限って他国に供与し、自国が他国に与える弾道弾脅威を減らそうとする努力を必要とする。

弾道弾防衛
弾道弾防衛(BMD)は敵の弾道弾が飛行中にそれを阻止し破壊できる弾道弾、レーザー、その他の兵器の開発を含む。米国とその同盟国の鍵となる二つのプログラムは、短距離および中距離弾道弾を要撃するシステムの開発装備を目指す戦域弾道弾防衛(TMD)と、中距離および長距離弾道弾の要撃に焦点を置いた国家弾道弾防衛(NMD)である。この二つのプログラムはそれらが利用する技術と、明らかになる装備と政策の二面で密接にリンクしている。今日の米国の政策のもとで、TMDとNMDとは合体化が進んでいる。

弾道弾とABM条約
冷戦時、米ソは敵国のICBM邀撃を意図した弾道弾防衛(BMD)計画を始めた。しかし、それぞれが保有する核兵器の抑止価値を保護するため、彼らは対弾道弾(ABM)条約のもとで一箇所に固定されたシステムに限定することで合意した。米国とその同盟国はこの条約はTMDには適用されないとして、そのシステムを装備してきた。

ジョージ W ブッシュ大統領は彼の大統領選挙で掲げた主な目標にNMDの開発を挙げた。当選後、米国はNMDが技術的に可能になればなるべく早く装備し、ABM条約から脱退すると声明した。

弾道弾防衛:理論的根拠と反証
米国がBMDの理論的根拠は、1998年にラムスフォルド委員会が指摘したように潜在的敵対国からの脅威がありること、そしてNMDが核抑止だけに頼らなくて済む、というものである。

BMD反対派は次の関心事を並べ立てる:
BMDシステムは潜在的な敵が発射したのではないかと疑った数分後に攻撃をかける能力に依存する、現実に挑戦的なものである。これが神経過敏を高め、重大事局で見込み違いをしたり誤発射したりする;
BMDシステムは、おとり、ミサイルスピンその他の技術の開発によって無用なものになり、誤った安全の概念に導く恐れがある;
BMDシステムを装備するとロシアと中国の反発を招き、核軍縮の進展がより困難になる;
BMDは軍事競争を宇宙に広げ、他国がその先例に倣うようになる;
BMDの開発には巨額の費用を要するので、共同的な安全保障計画から資金を吸い上げて行く。

弾道弾技術統制制度と弾道弾軍縮
弾道弾技術統制制度(Missile Technology Control Regime) は、弾道弾を保有していないかまたは潜在的に敵と見做される国に弾道弾技術の輸出を制限することによって弾道弾が増殖しないようにする狙いがある。この制度に対する主な非難は、ある国には弾道弾技術を持たせ、そして受けることを許し、その他の国にはそうさせないようにする差別があることである。そのような制度は多くの国に受け入れられない。国際科学技術者ネットワーク(INESAP)は、弾道弾技術規制は識別力のない弾道弾軍縮プログラムの代替部分としてならよりよく機能するのではないかと主張している。1986年レイキャビックサミットでロナルド レーガンとミハイル ゴルバチョフの間で議論された提案を拡張して1992年に、米国科学者連盟が弾道弾廃止のあるモデルを作り出した。このような制度は国際的な検証のもとで、攻撃的な弾道弾を完全に根絶させることを狙いとしている。

訳注:INESAP(International Network of Engineers and Scientists Against Proliferation)

宇宙打上げ技術
弾道弾技術の開発は軍事的能力と宇宙打上げ能力との双目的に寄与する。関係国の弾道弾開発を阻止するひとつの方策は、弾道弾の開発はせず、監視を受け入れることを交換条件として宇宙打上げ能力を支援することである。

参考文献;INESAP, Moving Beyond Missile Defense, INES Newsletter, August 2001,Germany Krieger and Ong(editors) A Maginot Line in the Sky, Nuclear Age Peace Foundation, Santa Barbara 2001
Lawyers Alliance for World Security White Paper on National Missile Defense, Washington April 2001

Prepared by Alyn Ware, Coordinator of the Parliamentary Network for Nuclear Disarmament, a project of the Middle Powers Initiative.
http://www.pnnd.org