史書に見る史実の多くは無味乾燥ですが、史跡は正真正銘の歴史の語り部です。 散在する史跡を尋ねるうちに、その地域の歴史を広がりをもって実感できます。
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スクラムジェットエンジン(SCRAMJET: Supersonic Combustion Ram-Jet Engine)を用いて極超音速飛行する実験が盛んに行われるようになった。このエンジンは、ラムジェットのように流速を落とさずその高速空気中に燃料を混合して推力を得る。作動範囲はマッハ5以上である。それまでに加速するために従来のロケットが使用される。米国ではDARPA(防衛高等研究計画局)がHCV(SR-72)、AFRL(空軍研究所)がX-51A、NASAがHYBOLTの開発を進めている。またインドのDRDL(防衛研究開発研究所)がイスラエルと共同開発した超音速機を来年試験飛行するという。

technobahn
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200806271927

DARPAとオーストラリア国防科学技術機構(DSTO)がオーストラリアの実験場(Woomera Test Facility)で、スクラムジェットを搭載したロケットの発射を行った。このロケットは従来型のロケットを使って高度530kmまで到達、その後大気圏に再突入する際にスクラムジェットエンジンに点火、その後はスクラムジェットエンジンでマッハ10に到達する。この前身となるNASAのX-34Aは2004年11月マッハ9.6まで到達して速度の世界記録を樹立している。(2007.6.15)

インドDRDLが開発中の超音速ラムジェット機(Aerobic Vehicle for Hypersonic Aerospace Transportation)はスクラムジェットエンジンを利用することによりマッハ6~14の超音速で来年末までの試験飛行を目指す。(2007.7.18)

AFRLが中心になって開発を進めてきた超音速実験機「X-51A」の風洞試験が9月末までに完了し、近く飛行試験に移行する。カリフオルニア州ポイントマグー射場上空15,000メートルでB-52から投下され、最初ロケットブースタでマッハ4.7~4.8に加速、その後スクラムジェットエンジンを始動し約5分間加速しマッハ7で飛行させる。(2008,1.9)

NASAは超音速飛行実験機「HYBOLT」を搭載したALVX-1ロケット打ち上げに失敗したと発表した。ALVX-1ロケットは高度400キロまで上昇後分離され、HYBOLTとSOARERは弾道軌道を描きながら地球を半鐘して戻ってくる予定だった。(2008.8.22)
 HYBOLT:Hypersonic Boundary Layer Transition(超音速飛行実験機)
 SOARER:Sub-Orbital Aerodynamic Re-entry Experiment(再突入用実験カプセル)

DARPAはフルスケール実験機「Falcon HTV-3X」での実験結果を踏まえた上で、最終的に実証機「HCV(SR-72)」の開発につなげることを計画していた。Falcon HTV-3Xはジェットエンジンの推力を使って離陸しマッハ4まで加速、その後はスクラムジェットエンジンの派生型となるバルカンエンジンの推力を使ってマッハ6の速度で亜成層圏を巡航する。(2008.6.24)
米議会はFalconHTV-3A開発に関る総額1億2000万ドルの2009年度予算を予備調査費として1000万ドルのみ認める決定を下した。DARPAはHCV(SR-72)を偵察・戦略爆撃や既存の大陸間弾道ミサイルに代わる弾道ミサイル運搬手段に用いると説明したが、議会ではこのような高速な大陸間弾道ミサイルが実用化されると国際間の軍事バランスが崩壊し、却って軍事的に緊張状態を生み出すとの反対論が強かった。(2008.10.15)