史書に見る史実の多くは無味乾燥ですが、史跡は正真正銘の歴史の語り部です。 散在する史跡を尋ねるうちに、その地域の歴史を広がりをもって実感できます。
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草薙隊の碑

熱田周辺の史跡を探索していて、熱田空襲(昭和二十年六月九日)に出会いました。
その深刻な被害の実情について以前から話には聞いていましたが「心ここにあらざれば、
聴けども聞こえず」(注1)で、右から左に聞き流していました。
調べを進めるにつれ、豊川空襲(昭和二十年八月七日)もたいへん悲惨な結末になったことを知りました。
この二つの事件には次の類似点があります。
  • 一区域に集中して爆撃を加えられたこと
  • そこに大勢の人が集中していたため多大の人的被害を蒙ったこと
  • その被害者の中に多数の男女動員学徒が含まれていたこと
  • 1980年に開示された米軍資料(注2参照)も読み、日米両サイドから得た情報を突き合わせて
    この二つの事件を正しく理解するよう努めました。
    今回の史跡探訪は、主にその慰霊碑巡礼の旅となるでしょう。
      (注1)「大学」(四書五経の一書)からの引用:
      心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず。
      此れを、身を修むるにはその心を正すに在り、と謂(い)う。

      (注2)小山仁示著「日本空爆の全容」東方出版、等