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GOWLs
GOWLs(Ground Oscillatory Wave Locating system 地上振動波標定装置)とは、想定される領域での様々な脅威(射撃、着弾、侵入者)に対して、その地上振動波(音響・振動)を基に脅威の振動源標定をリアルタイムで行う装置です。GOWLsには、運用に応じて以下の製品があります。
- 侵入者等の監視を行う『侵入者検知システム』
- 弾着点の位置を標定する『弾着監視システム』
- 発射点、弾着点の方位を標定する『車載型方位検知システム』
- 実射訓練用サポート器材『発射弾数カウンター』
- 標定された異常地点の情報と連携させ、自動飛行で監視を行う『多目的型ドローン』
主なミッションとしては、
- 異常状態の瞬時の標定
- 標定された周辺の監視及び不審者の自動追尾
- システム利用による警戒人員の労力軽減
侵入者検知システム
侵入者検知センサユニット内に配された振動センサにより周辺の微小な振動を検知します。
<特徴>- カメラ等で確認できない場所の監視が可能
- 小型軽量で容易に設置
- 通信形態は、運用により選択可能(公衆回線、専用回線)
-
監視エリアの規模により最適なセンサ数を選択可能
*検知距離の目安(30-50m 地質による)
広域エリア監視:
標準監視モニタ+侵入者検知センサ(最大64個の制御が可能)+通信方式もオプションで選択可能(公衆回線、専用回線)
狭域エリア監視:
携帯型侵入者監視システム(標準センサ数2個、センサ追加で最大5個)通信方式は近距離通信の専用回線 - 人、車両等の識別が可能
弾着監視システム
固定型・可搬型振動検知センサユニットを3個以上設置し、センサユニット内に配された振動センサ及び音響センサにより発射・弾着等による振動を検知し、監視モニタで振動源位置を標定します。
- 音響、振動センサを用いたハイブリット方式
- リアルタイムに標定結果が表示可能
- 通信形態は、運用により選択可能(公衆回線、専用回線)
- 運用形態により最適なセンサを選択可能
固定型振動検知センサユニット(重要施設・訓練場等太陽光給電による永続的な運用が可能)可搬型振動検知センサユニット(宿営地、作戦領域等軽量で短 時間(5分/センサ)での設置運用が可能)
車載型方位検知システム
車載型方位検知センサユニット内に配された音響センサにより射撃・着弾等による振動を検知し可搬型監視モニタで振動源の方位・位置を標定します。
<特徴>- 車両に容易に設置可能
- 瞬時に射撃方位を標定
- 高精度GPS/INSにより、車両位置、姿勢を解析しMAP上への標定結果表示
発射弾数カウンター
実射訓練用サポート器材。カウントモード(累計カウント数)と残弾数モードの2種類を選択可能です。
<特徴>- 各種小火器に対応可能
- 射撃弾数を表示・記録
多目的ドローン
各センサシステムからの標定情報を元に異常地点に自動飛行を行い情報収集に効果を発揮します。
<特徴>- 離着陸から飛行経路設定まで、すべて自動で行う完全自律型飛行
- 目標上空で可視及び赤外線画像を用いた監視
- 必要に応じて警告音、警告灯による威嚇行動
-
耐環境性を有し、雨、風、雪、夜間等でも飛行可能
注:ドローン運用は、国土交通省の規定に従い許可が必要です。
委託業務
ハードウェア関連
- COTS品を組合わせた低価格・高信頼性の制御装置開発(ラック製品)
- 特殊な信号処理をする専用ボード開発(マイコン+FPGA)
- 運用形態に合わせた特殊な形状の板金加工製品製作
- 特殊用途無人機
- <過去実績品>
- テレメータ受信計測器
- 試験器
- システム制御盤
- 訓練装置(量産)
- フライトシミュレータ
- 標的機(固定翼、回転翼)
ソフトウェア関連
- WindowsOSを中心とした制御ソフトウェア開発
- マイコン、FPGAを用いた高速制御ソフトウェア開発
- 専用ボードのドライバー開発
- 画像処理ソフトウェア開発
- CAIソフトウェア開発
- <過去実績品>
- システム制御ソフト
- データ解析ソフト
- 無人機制御ソフト
- シミュレーションソフト
その他
- 3次元CGを使用したビデオ製作
- <過去実績品>
- 新型システムPRビデオ
- 試験記録ビデオ
- 各種試験支援作業